2013年1月26日土曜日

OLからダイビングショップへ!英語は喋れなくても大丈夫??



こんにちは!セブタイです!

今回ははセブ・マクタン島のダイビングショップにて勤務されている、
柏志穂さんにインタビューしてきました!
初の女性です!(笑)
しかも今までインタビューしてきた方は英語を喋ることができる方ばかりでしたが、
今回はまた違った内容になっています!
これまでのインタビュー記事を読んで「結局英語ができなきゃダメなんじゃないの?」と思っていた方にこそ読んで欲しいです!!

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Profile

柏志穂
高校卒業後、日本のアパレルショップで販売員を経験。
その後司法書士事務所に勤め、退職後に各国を旅行して回る。
その途中でダイビングショップ・アクアスケープに就職し、今に至る。
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過去

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「英語はほとんど喋れない」

ーどちらの大学に通っておられましたか
↑柏さんとスタッフのフィリピン人たち



 私は勉強が好きではなかったので、大学には行きませんでした。
横浜にある高校を出て、その後はOLをやっていました。

ーどのような職業を経験してきたのですか?

 まず、高校を卒業してからはアパレル業界で働いていました。いわゆるショップ店員というヤツですね(笑)。お店に出勤して、お客様に服を売っていました。

ショップ店員をやっていたのは1年半ほどでした。もともとスーツを着て仕事をするOLに憧れていたので、たまたま募集があった司法書士事務所で事務の仕事をはじめました。

ー司法書士ですか!法律の資格を取っていたり、もともと法律に関する知識はあったんですか?

 いえ、まったく(笑)。私がしていたのはあくまで事務作業だったので。その後は5年間司法書士事務所で務めましたが、会社都合で退職しました

ーなるほど、セブに来たのはいつでしたか?

 セブに来たのは26才の頃ですね。ちょうど司法書士事務所の仕事を辞めた後だったと思います。

ー他に海外に行ったことはありますか?

 グアムやサイパン、バリ、韓国に行ったことがあります。海外旅行なんて興味なかったのですが、友人の結婚式でグアムに行ったのが始まりで、すっかり海外旅行の虜になってしまいました。自分の生活に無いものを知るというのが、ここまで楽しいとは思ってもなかったです!

ーそれは羨ましいです!しかし、どうやってアクアスケープに就職したんですか?

 サイパンにアクアスケープの本店があって、最初はお客さんとして通っていたんです。でも、その内ここで働きたいと思うようになり、オーナーに頼んでみたんです。

ーそれが何故セブで働くことになったのでしょう?

 当時オーナーが、「アメリカでは就労ビザを取るのは難しいし、今度セブに支店を開くから、そっちで働いてくれない?」って(笑)。それでセブに来ました。だからセブに来たのは偶然ですね。

ーセブに対してどのような第一印象を抱かれましたか。

柏 やっぱり最初は怖かったですね。治安もそんなに良くないと聞いていたので。でも、来てみると実際はそんなことはないです。ここに住んでる皆さんも仰ってることですが、夜に小道や繁華街に入らなければ、安全だと思いますね。

ーそれは僕も実感しますね。ところで、柏さんは英語は喋れますか?

 英語はほとんど喋れないですね。こっち来て少しは喋れるようになりましたが、英語よりもビサヤ語(セブで話されている現地語)の方が喋れるかもしれません(笑)。

ーそれは驚きですね!今まで英語を喋ることができる人しか会ってこなかったので……

現在

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最終的には友達として、家族として仕事を頼むというスタイルに落ち着きました。


ー現在の仕事内容をお教えください。

 主にファンダイビングのガイドやライセンス講習の仕事をしています。他にもお客様と一緒に船に乗って行って、ツアーのコンダクターのようなこともしています。

ー幅広い仕事内容ですね!セブやマクタン島(セブ島に隣接するリゾートエリア)の海の魅力を教えて下さい。

柏 マクタンの海がメインになるんですが、やはり魚が多いことですね。生態系が豊かで、ダイビングの経験がある方でも楽しんで頂けるかと思います。政府がマクタン島周辺の海を「フィッシュ・サンクチュアリ」という魚の保護区に指定していて、その周辺では漁業が禁止されているので、生態系が豊かなんです。フィッシュ・サンクチュアリまでダイビングに行けるのはダイビングショップならではの魅力ですね。

ーリゾートホテルに行くだけではダイビングはできないですからね……ダイビングショップは何人ほどで運営されているんですか?

柏 9名ほどですね。オーナーはサイパンとセブを行ったり来たりなので、常勤の日本人は2人です。フィリピン人のスタッフは7人いて、彼らのマネジメントやダイビングショップの運営は日本人がやっています。

ーなるほど。マネジメントの点で注意していることや、秘訣はありますか?

 まず、違う国に稼がせてもらいに来てるのだから、現地の人や文化、慣習への理解が必要ですね。最初は日本式のやり方を教え込もうとしていたんですが、全然上手く行かなくて(笑)。あとはポジション取りをどうするか、ということですね。

ー「フィリピンへの理解」というのは色んな方も仰っていますが、ポジション取りというのは初めて聞きました!具体的に教えていただけますか?

 私はポジション的には本来、フィリピン人のスタッフ達をマネジメントする側なのですが、女性なのもあって結構なめられがちだったんですね。だから、最初は上司としての威厳を持とうとボスらしく振舞おうとしてたんですが、上手く行きませんでした。

スタッフは上司が2人いる状況というか、中間管理職のいる仕組みをなかなか理解してくれなかったんですよね(笑)。最終的には友達として、家族として仕事を頼むというスタイルに落ち着きました。

ー皆さん悩んでおられますね……ところで、給与や福利厚生などをお伺いしてもよろしいですか?

 詳しく言うのは難しいんですが、フィリピン基準の給料をもらっています。あと、会社がアパートは借りてくれていますよ!

ー毎日どのようなスケジュールで過ごしてらっしゃいますか。日課などをお教えください。

 勤務時間は、お客さんがいる時は7時から18時くらいまで働いていますね。意外と長く働いているように感じますが、楽しいですし海にいる時間も多いので楽しいですね。オフは友人やスタッフ達と遊びに行ったりしています。天気をチェックするのも日課です!天候はダイビングにとってすごく重要なので!

ーありがとうございます。こちらに来て感じたギャップなどはありますか?

 そうですね、こちらに来て日本人と話すことが無くて寂しいんだろうなあって思ってたんですが、意外とセブには日本人が多くて安心してます。セブで働く20代の会などの集まりもあり、予想以上に日本人のコミュニティが心強くて助かっています

将来

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実際に海外に来てみると敷居はそこまで高くない


ー今後もセブに滞在する予定はありますか?
↑柏さん

 就労ビザを2年とっているので、後1年はセブで過ごします。


ーセブでの仕事の目標をお教えください

 ダイビングに関して言いますと、お客様に合わせた楽しみを提供することですね。ダイビングって本当に楽しみ方は人それぞれなんですよ。魚を見るのが好きな方も、写真を撮るのが好きな方もいらっしゃいますし、水中でも陸上でも楽しんでもらいたいですね。

ダイビングの仕事をずっと続けていくかどうかはまだわかりませんが、今後独立するにしても、別の仕事でビジネスをやっていくにしても、セブは着眼点の多い土地だと思うので。

ーその数多い着眼点で、柏さんが1番驚いた着眼点を教えていただけますか?

 何に対してもポテンシャルがあるところですね。手先も器用ですし、頭もいいです。ボートのエンジンやバイクにしろ何から何まで自分で直してしまいます。しかし、この国の人たちは積極的に働こうとしないんですよね(笑)。

ー外国人がマネジメントするという形が多いのも納得した気がしますね。最後に学生やセブで働きたい方へメッセージをお願いします!

 私は勉強が嫌いでしたが、やっておけばよかったと思うことが多々ありますね。学生さんは勉強をしっかりして欲しいです。また、勉強以上に大切な経験も沢山あると思うので、勿論勉強だけでなく出来る内に出来る事をやって欲しいです。

セブで働きたい方へ伝えたいのは、「実際に海外に来てみると敷居はそこまで高くない」ということです。私も英語が喋れないなりに働き、生活できています!現地に溶け込もうとし、理解しようという気持ちがあれば生活に苦はないです。どんどん出て行ってもらいたいです!

ー海外に行くというだけでハードルが上がりそうですが、実際はそんなことないですね!
今日はお話頂きありがとうございました!

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今回のインタビュー記事ははいかがでしたか?
海外労働のハードルは皆さんが感じているより低いので、思い切って飛び出してしまうのも手ですね!
海外では日本人のコミュニティというのが年々強くなってきているので、強力なバックアップを得られると思います!

では次回をお楽しみに!


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